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庭から
第二中門、茶室、供待

写真提供:国立大学法人京都大学
名勝清風荘庭園

所在地:京都府京都市左京区田中関田町
指定年月日:昭和26年6月9日 名勝指定
所有者:国立大学法人京都大学
公開:非公開
ホームページ:http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/campus/photo/list/seihuso.html


【庭園の概要】
 清風荘庭園は、東山山麓を一望できる鴨川と高野川合流点の左岸近くに位置しています。徳大寺家の清風館を起源とし、住友家への譲渡を経て西園寺公望の京都別邸となった際、明治43年(1910)から大正2年(1913)にかけて屋敷の改築が行われ、それに合わせて七代目小川治兵衛(植治)により作庭が行われました。
 庭園は、建物の前面に柔らかく起伏する芝生や緩やかに曲る園路、滝・流れ、池などの豊かな水の表情、築山のアカマツの群植、東山の借景を取り入れた景観など、植治による作庭の特徴がよく表れています。
 建物は、住友家出入りの二代目八木甚兵衛による設計で、茶室や供待などを数寄屋大工の上阪浅次郎が手掛けています。端正な意匠の数寄屋住宅で附属施設も残されており、近代和風建築の精華のひとつとして、平成24年(2012年)に国の重要文化財に指定されています。


【整備事業の概要】
 清風荘庭園は、作庭後100年近く経過していたため、庭園内の主要な構成要素である園池、流れ、築山、露地などに大きな傷みが認められる状態でした。そのため、平成18年度に基本計画を立て、平成19年度から保存修理事業を開始しました。その後、平成25年度までの7箇年で主要な部分の修理を終え、作庭当初の凡その景観を取り戻しました。しかしながら、築山背面の閑地については、不明瞭な遺構もまだ存在しており、さらなる解明が課題とされています。


【業務実績】
  《調査・測量》
    平成18年度 き損状況調査及び基本計画策定業務
    平成19年度 庭園実測図作成、毎木調査、園池護岸測量
  《設計・監理》
    平成19〜25年度 保存修理事業/実施設計及び設計監理業務
  《報告書》
    平成25年度 保存修理事業報告書作成業務



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