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前園(三秀亭と園池)
後園(東大寺南大門と若草山を借景とする庭園景観)
名勝依水園

所在地:奈良市水門町
指定年月日:昭和50年12月10日 名勝指定
所有者:公益財団法人名勝依水園・寧楽美術館
公開:常時公開、毎火曜日・年末年始休園
ホームページ:https://isuien.or.jp/


【庭園の概要】
 依水園は、延宝年間(1673~1681)に奈良晒の商人・清須美道清によって造営された「前園」、明治32年(1899)頃に実業家・関藤次郎によって造営された「後園」と呼ばれる創始を異にする2つの空間が連なって構成されており、このうち「後園」は東大寺南大門や若草山を借景として優れた景観を有しています。
 昭和14年(1939)、海運業・中村準策氏の所有となり、古美術品の展示と庭園の保存を図ります。戦後、米駐留軍による接収を受けますが、昭和28年(1953)の解除後、準策氏の遺志を継いだ準佑氏が庭園・建造物を修理し、昭和33年(1958)から一般公開を開始しました。昭和44年(1969)には庭園に隣接する寧楽美術館を竣工し、現在も準策氏の蒐集した古美術品等が展示公開されています。


【整備事業の概要】
 依水園では、一般公開の開始後も建造物修理や池水の浄化等、継続した管理が行われていましたが、庭園全体を見据えた保存修理を行うため、平成15年度に整備委員会を設置し、翌年から修復整備事業が開始されました。
 本事業では、史資料に基づいた調査設計、庭園実測図の作成にはじまり、植栽の修復剪定や給排水施設の整備、園路修理のほか、建造物の修理、公開のための施設整備などが行われました。事業の間には、取水源の枯渇や護岸石の落下など、突発的な事態も発生し、「生きた遺構」と呼ばれる庭園修理の難しさにも直面しましたが、平成28年度、14年にわたる修復整備事業が完了しました 。


【業務実績】
  《調査》
    平成16〜17年度 庭園基礎調査業務
  《設計・監理》
    平成17〜28年度 修復整備事業/実施設計及び設計監理業務
  《報告書》
    平成28年度 修復整備事業報告書作成業務
  《運営支援》
    平成29年度〜 庭園の管理・運営に関わるコンサルタント業務



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